ウグイス (鶯) 〔スズメ目ウグイス科〕 〔雌雄同色〕 雄L16cm ・雌13cm 「夏鳥」      英名:Japanese Bush Warbler   学名:Cettia diphone 戻る
     北海道では春夏に藪の中などで繁殖し、秋冬に南へ移動する。    ↓ 4月25日 喜茂別町の山道

 ◆ 右は「梅の木」「ウグイス」が止まっている 花札である。 しかし本当の「ウグイス」はこんな色ではない。 花札のウグイス
 ◆ 「ウグイス」「梅の花」がよく関連づけられるが、習性的にウグイスは花の蜜を吸わないし、見晴らしの良い梅の
    枝先を敬遠する。
 ◆ 梅の木には良く似た「メジロ」が多くやってくる。 おそらく「メジロ」「ウグイス」見間違ったと思われ、「花札」
   出てくる「ウグイス」 と 称する鳥はきわめて「メジロ」に近い色合いである。 
 
◆ また一般に「ウグイス色」と言われる色も、メジロの色合いを想像したり解釈がまちまちである。   
   #918D40(ウグイス色)  これは写真のウグイスに似てるだろうか?  実際のメジロ  ← こちらの方に色が近い
  
◆ これらは「メジロ」と「ウグイス」を見間違って、今日まで伝わった慣習と思われる。
 



↓ やぶの中のウグイス 5月13日 野幌森林公園 



上に同じ



↓ チョット開けた場所で さえずり、メスを引付ける。


◆ ほぼ全国に生息し繁殖している。 北海道には夏鳥として渡来・繁殖し、冬は越冬のため南に渡る。
◆ 平地から山地のササ藪がある灌木(かんぼく→低木)の林を好む。 巣はササや低木の枝にススキやササの葉を使って球状に作り横に出入り口がある。
◆ オスは栄巣や育雛(いくすう→ヒナの育成)・給餌にはまったく参加せず、次々と他のメスを獲得にさえずりを繰り返す。 一夫多妻の鳥である。
           <普通の鳥は栄巣・育雛・給餌(抱卵のメスに給餌)まで一夫一妻で協力し合う>
◆ 一夫多妻性のウグイスは、たくさんのメスに気に入られようと、オスは競い合ってさえずりを繰り返しメスがさえずりの美しいオスを選択する
◆ 4月〜8月に1〜2回繁殖する。時期外れに鳴くウグイスは、メス獲得に失敗したオスがいつまでも鳴いているか、優性のオスが更に鳴いている?
◆ 「ウグイスの谷渡り」と言われる「ケキョ・ケキョ・ケキョ・・・」と続ける鳴き方は、警戒する声であるとされるが、観察を繰り返すと、間違いと断言できる
  ホーホケキョからケ キョ ケ キョ ケ キョ まで、わざわざ長くさえずって居場所を敵に教える必要は無い。 すべてがメスに誇示する鳴き方であると思う。
◆ メスは「ホーホケキョ」のさえずりはできません。 地鳴きと呼ばれる「ジャッ ジャッ」と、育雛時期に「チーチー」と雛にささやくような鳴き方をします。
◆ 虫を主に食べるウグイスの消化酵素は腸が短いため漂白作用の強い尿素が排出される。 この漂白作用を利用した「ウグイスの粉」と呼ばれる粉末が
   江戸時代から今でも使われている。 洗顔のとき石鹸の泡に混ぜて使用すると美肌になる・・・らしい。(ウグイスの糞を粉末にしたもの)


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 ウグイスの一夫多妻について
  哺乳類の子育ては主にメスが行うが、鳥の多く(90%)はメスとオスが共同で行う。 それは抱卵から孵化・育児の期間が非常に短く、
特に抱卵時は手が離せないし、ヒナを育てる時も採餌と保温を同時に行うことが必要で、共同で行う方が極めて効率が良い。
 しかしウグイスのオスは栄巣から育児まで一切かかわらない。  メスのみで抱卵・育児し巣立ちをさせる。 そのため他の鳥にくらべヒナの
巣立つ確率が3割弱と低いのである。 この例から、人間の場合も分業化は必要ではないだろうか??