ウダイカンバ(マカバ)(鵜松明樺)「カバノキ科」 〔落葉樹〕 高さ:15〜30m  太さ:80〜100cm   花時期: 5月 生育場所:山地の林内など  戻る
       分布:北海道,本州(中部以北の山地)      学名:Betula maximowicziana Regel  英名:Japanese red birch
北海道の木材の中で、最高級の樹木に位置し、白樺の仲間では最も大きく成長する。


↓ 一番の特徴は他のシラカバの仲間より葉がとても大きいこと、更に葉の基部が深い心形である。







樹木の樹皮模様は一般に 幼木〜成木〜老木までと変化が多く、同じではない。 ↓ 本種の成木の樹皮は灰褐色で横に表皮が剥がれやすい。



↓ 他の仲間より果穂が長く垂れ下がるのも 特徴の一つ。



↓ 本種の樹皮のいろいろ 

  

↓ それでも生きて行く・・の、写真。



 おそらくツルウメモドキなどのつる性植物に巻き付かれ、成長の途中でつるが食い込み、ねじれたものと推測する。 <屈斜路湖畔にて>



  用途: 材はやや硬くて強く、緻密で均一。 高級建築内装材、合板、高級家具材、床板、楽器材 など。
 
◆ 道内のシラカバは平地に「シラカンバ」中高地に本種「ウダイカンバ」山岳高地に「ダケカンバ」と生育の棲み分けができている。
◆ シラカンバと同様に裸地や森林ギャップなどに先駆して育つ陽樹で、パイオニアプランツでもあり成長も早い
◆ 養分の多い肥えた山地の斜面や谷間などを好み、伐採されずに大木が残っている。
◆ 平地に育つ「シラカンバ」も成長は早いが、寿命は80〜100年程度材は軟弱。 本種の樹径は1mを超えるものもあり、寿命は長く
   150〜200年程緻密で強靭な材高級材木となっている。
ウダイカンバ(鵜松明樺)の名は、樹皮が良く燃え、鵜飼の松明(たいまつ)に使われたことによる。
  他のカンバ類同様、樹皮に油分があり、良く燃える。 シラカンバの樹皮を燃やすと黒煙を出し良く燃えるが、白い服にススが附着
   あまり調子に乗って燃やすと服がススで黒くなってしまう
  本種「ウダイカンバ」の樹皮を燃やすと黒煙(スス)は出るのだろうか? 山中で山火事の恐れがあるのでテストしなかったが、自宅に
   樹皮を持ち帰り、燃やして見たい。


  華燭の典(かしょくのてん)
婚礼などの華やかな場を「華燭の典」と言う。 これは中国で樺(カンバ類)の木の炎華燭と呼び、いつまでも消えない縁起の良い火とすることから由来する。


シラカンバ  ウダイカンバ  ダケカンバ の簡易比較
シラカンバ(白樺) 本種 ウダイカンバ(鵜松明樺) ダケカンバ(岳樺) ヤエガワカンバ(八重皮樺)
主な生育場所 平地 山地 高山 山地(十勝・北見・日高地方
葉の大きさ(約) 幅 5cm  長 6cm 幅 8cm  長12cm 幅 5cm  長 6cm 幅 3cm  長 6cm
葉の基部 切形 深い心形 円形〜切形 くさび形〜円形
葉の鋸歯 鋸歯 不ぞろいな鋸歯 不ぞろいな二重鋸歯 不ぞろいな鋸歯
葉の側脈 6〜8対 10〜12対 7〜12対 6〜8対
樹皮 白色 灰白色〜灰褐色 灰褐色 灰褐色・八重皮
ポイント 平地・樹皮 大きい葉・樹皮 高山・樹形 生育地・樹皮



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