オニグルミ(鬼胡桃)「クルミ科」 〔落葉樹〕 高さ:20〜25m  太さ:60〜80cm   花時期: 5〜6月 生育場所:川沿いや湿った平地 など。   戻る
     分布:北海道,本州,四国,九州     学名:Juglans mandshurica Maxim.var.sachalinensis (Miyabe et Kudo) Kitamura
↓ 芽出しの頃、5月13日 当別町。   葉は他の樹木に比べ 出るのが遅く、平均気温が11〜13℃を超えるようになってから。


↓ 開花の頃、5月25日 札幌市・三角山。 下に垂れ下がるのが「雄花」、葉の影に赤く見えるのが「雌花」



 ↓ 雌花のUP  赤い部分は「雌しべ」の柱頭で風によって飛ばされた雄花の花粉を受け止める。↓受粉すると子房がふくらみ果実になって行く
   風によって花粉が運ばれる「風媒花」。 したがって虫を寄せるような蜜や目立つ花の色はない
   遠くは1km も離れた他の株から、風に飛ばされて受粉することもある。

 

↓ 果実が熟すと房状になって下に垂れる。 完熟すると実は水に浮き、川に流れて拡散される。 またエゾリスなど動物の貯食行動によっても散布される。
種子は堅果(けんか)や殻果(かくか)と呼ばれる堅い殻に包まれる。  実は1年〜3年ごとに豊作を繰り返すようです。

 

↓ 5月15日 札幌市内



↓ 9月30日 糠平ダム 付近の紅葉



  用途: 材は強く狂いが少なく木目が美しい。 家具・器具・彫刻・工芸 など。 また銃床としては最高級の材。
 
◆ 他の樹木より葉の出るのが遅く、平均気温が11〜13℃を超えるようになってから。
◆ 完熟すると実は水に浮き、川に流れて拡散される。 またエゾリスなど動物の貯食行動によっても散布される。
「オニグルミ」にはユグロンと言うアレロパシー(他感作用 注1)作用のある物質が含まれている。 影響を受けやすい植物はクルミの
  木の下では育たない。


注)1 アレロパシー Allelopathy  邦訳・他感作用
   特定の生物個体の生産した物質が周囲の生物個体に及ぼす作用のこと。
   植物の生育を阻害する「アレロパシー」を持つ植物は、本種の他に 「セイタカアワダチソウ」 「マツ」 「ヨモギ」 「サクラ」 「ソバ」 などが
    知られている。
   『クルミを庭に植えると他の植物が育たない』と言われるのはこのためである。 特に「トマト」の生育に悪影響があるようだ。
   「クルミ」の場合は根から「アレロパシー」が発散され、根が届く範囲で「影響受けやすい植物」の成長が阻害される。 (テウチグルミも同様)
   ご先祖様は5000年以上昔の縄文時代から食べていた。 英名はJapanese walnut 、現在出回っているクルミは、殻が薄く実が多い
   「テウチグルミ(カシグルミ)」が主になっている。 この種はイラン方面原産の帰化植物でクルミの産地長野県や各地に植えられている。



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