ニセアカシアハリエンジュ(針槐) 「マメ科」  落葉高木樹  樹高:20〜25m  太さ:60〜80cm  花時期:6〜7月   戻る
    分布:北海道・本州 用途:街路樹・公園樹・砂防用  学名:Robinia pseudoacacia L.
 北米原産 帰化植物で、明治に移入し各地で野生化している。 

山菜図鑑で「花はてんぷらなどで食用」とされるが、特に樹皮や葉有毒物質「ロビチン」が含まれ、中毒の事例がある。 特に樹皮に強い毒性がある。

 本当の「アカシア」は亜熱帯原産のため、北海道では育たない。 日本で歌などで称される「アカシア」は本種「ニセアカシア」のことである。
 「アカシア」は遠く南のサバンナで「キリン」などが食べている、アカシア科の樹木。


↓ 6月23日 積丹



↓ 花は終わった。  7月26日 中富良野・ファーム富田


幹は重く、硬く粘りがあり加工しにくい。 マメ科で根粒菌と共生し、やせた土地でも良く育ち、各地で繁殖し問題視されるが、反面養蜂の蜜源として重要視される。
異常に生育地を広げる「ニセアカシア」の驚異
 1)伐根からの萌芽能力が高い  伐根(撤去した根跡)から萌芽した枝は年に4mも伸びる
 2)根萌芽能力がある  水平根の最大長は60.9mも伸びていた (伸長速度は平均1.64m/年) この伸びた水平根から萌芽し、クローン繁殖する。 
 3)難発芽性種子  種子(マメ)は不透水性の硬い果皮で覆われているため、地面に散布されても容易に発芽せず、埋土種子となり、地中で何年も
 休眠するといわれている。 
40年近く休眠していた種子もあるらしい・・・この埋土種子が、地表の撹乱によって不透水性の
 果皮に 傷が付き、そして陽光に曝されることで発芽すると考えられている
 4)窒素固定能力  窒素固定できる根粒菌と根で共生していることは、窒素肥料を自前で調達できること。 ニセアカシアの成長速度が早いのは、
 この根粒菌も大きく貢献していると思われる。
 5)大量開花  初夏に大量の花を咲かせるニセアカシアは養蜂家も集まる良質な蜜源となっているが、 この時期に咲く他の虫媒花には、
 虫たちは見向きもしなくなるので影響があるのではないか? 
大量一斉開花で虫たちを独占し、他の虫媒花よりも確実な結実を
 完了させている。
 6)他感作用(アレロパシー)  他の生育を妨げる成分を保有し、放出している。 他感作用は他に「セイタカアワダチソウ・クルミ・マツ」などが持つ
   引用・参考文献:1)玉泉幸一郎・飯島康夫・矢幡久:海岸クロマツ林内に生育するニセアカシアの根萌芽の分布とその形態的特徴、九州大学農学部演習林報告64、pp13-28.1991.
              2)北海道林業試験場・光珠内季報(2006.3)NO142> 真坂一彦・山田健四・小野寺賢介




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