キハダ(シロコ)(黄膚)「ミカン科」 〔落葉樹・雌雄異株〕 高さ:20〜25m  太さ:60〜100cm   花時期: 5〜6月 生育場所:平地や山の林内など  戻る
       分布:北海道,本州,四国,九州   学名:Phellodendron amurense Rupr.
 ヤチダモと間違って掲載しているものが2枚あります。参考に掲載を続けます。
↓ 秋に美しく黄葉  10月12日 ニセコ  これは「ヤチダモ」の間違いです。 キハダの黄葉は控えめでこのように早くから黄葉しません。


↓ 富良野・麓郷の丘 6月3日



↓ 雌株の果実、小粒だが噛むとミカン科であることが納得できる(8月6日、石狩市)。 秋には黒く熟し、鳥に食べられ散布を待つ。



↓ これも「ヤチダモ」です。 キハダの葉は互生ですが、これは対生ですし、小葉が多く、こんなに美しくキハダは黄葉しないようです。



       ↓ キハダの樹皮(この内皮が黄色い)                         ↓ 黒く熟した果実(この頃はやや甘みがある)12月12日

 

 用途: 材は家具材、内装材 など。 樹皮の内皮は薬用として有名、また染料としても用いられた。
◆ キハダの内皮にはベルベリンが含まれ、古くから民間薬や漢方薬として用いられている。 内皮を乾燥させたものは黄柏(おうばく)と呼ばれ、
  胃腸薬・整腸薬(正露丸など)の成分表に「オウバク末」とあるのは、このキハダの内皮「黄柏」のこと。
◆ 内皮は鮮やかな黄色で、飛鳥時代から黄色の染料として、また藍(あい、色はインディゴ)と混染めし緑色に染めるのに用いた。
◆ 雌雄異株で、花は目立たないが、受粉はハチなどに頼る虫媒花。
◆ 果実は鳥散布で、果肉を除去し種子だけを埋めないと発芽しにくい。 種子は土の中で長期間眠る「埋土種子」注)となる。
◆ 萌芽能力が強く、切株から萌芽する。 また挿し木で増やすこともできる。
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注)埋土種子:発芽に適する環境になるまで、土の中で長期間 休眠し、森林ギャップや土の攪拌などがあると発芽する。 (鳥散布の樹木に多い)
   休眠した種子の寿命は、樹によって大きく異なる。 5年程度まで長寿の樹木 ホウノキ(20年以上)、キタコブシ、ナナカマド、キハダ、
      エゾヤマザクラ、ミズキ、ニセアカシア など 



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