キビタキ (黄鶲) 〔スズメ目ヒタキ科〕 〔雌雄異色〕 L14cm 「夏鳥」                 英名:Narcissus Flycatcher    学名:Ficedula narcissina 戻る
  春〜夏、ほぼ全国各地で繁殖し、秋〜冬にフィリピン方面に越冬のため渡る。     ↓5月13日 野幌森林公園、川原で採餌中


↓ せたな町、公園の山道



ブンブンと言う羽音やクチバシで音を出し、激しく争うオス同士の縄張り争い。 この写真はその時撮ったもの、そばにいる雄へ闘争的顔つきである。


 メスはオリーブ色で目立たない ・・・ しかし一枚も撮る機会が無かった。 その理由 ↓ 
 一般に南から繁殖に訪れる野鳥は、雄が縄張り確保のため、先にやって来てよい場所を陣取る。 さえずりは縄張り宣言の意味もある。
 そして、遅れて到着した雌は気に入った雄の元でペアとなって繁殖活動に入る。 したがって雌はまだ来てないのである・・・

 

黒い背に白斑、黄色い胸、黄色い眉班が特徴。 新緑の林で黄色の胸が良く目立つ。 木陰でよくさえずる。 ↓6月5日 浜益、黄金山



↓ 5月13日 野幌森林公園、川原で採餌中



さえずりの後は、地面にも降りて採餌する。



樹木の最高部のように小高い場所にはとまらない。



↓ 珍しく 川原のヨシ原に降りて、採餌中

◆ 身近な森や林で普通に見られる、とても美しい鳥。 しかし漠然と歩いては見つけられない。 さえずりを覚えてそばに行って探す・・・
◆ 特にこの鳥のさえずりを文字で表現するのはとても難しい。 また地方によってさえずりにも「なまり」があるので、「野鳥のCD」を買って
   覚える時は、なるべく地元に近い場所での編集CDを選んだ方が良い。
 
◆ 繁殖地は中国の一部と日本列島など。 日本ではほぼ全国に夏鳥として訪れて繁殖し、冬はフィリピン、インドシナ半島の近隣などに
   渡って越冬する。
◆ 北海道では平地の樹林帯や樹木の多い公園でも普通に見られる。 
◆ 春の森で見られる美しい鳥の代表「オオルリ」と本種「キビタキ」は同一地域で見られることが多いが、本種「キビタキ」は目立たない
   木陰が多く、「オオルリ」小高い枝先を好んでさえずる。
◆ 飛んでいる虫を枝先から飛んで捕獲するフライングキャッチを繰り返す。 また開けた地面に降りて採餌も行う。
◆ 巣は樹洞や幹のすき間、キツツキの古巣、巣箱などに枯葉やコケなどで深い椀形につくる。
◆ 栄巣は雌。 4〜5個の卵を産み、抱卵も雌。 12〜13日で孵化、育雛・給餌は雄雌共同、約12日で巣立つ。
キビタキの縄張り争いは激しい。 縄張りの広さは半径100〜150m、この範囲で栄巣〜育雛まですべて行うが、他の侵入に対し
   雄同士でブンブンと言う羽音やカチカチとクチバシを鳴らし威嚇。 さらに激しくもつれて地面に落下することも
   この戦いは、縄張り争いと、雌を奪われまいとする戦い。 雄は雌に栄巣〜抱卵まで任せて、雌と縄張りを守っているものと思う。
  この争い中は夢中で、人間の存在は忘れ、人の近くまで近づくこともある。




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