カツラ(桂)「ユキノシタ科」 〔落葉樹・雌雄異株〕 高さ:20〜30m  太さ:80cm〜2m   花時期: 5月 生育場所:平地〜山地の沢や湿った斜面  戻る
      分布:北海道,本州,四国,九州   学名:Cercidiphyllum japonicum Siebold et Zucc. ex Hoffm. et Schult.
           知床・ウトロの沢で見た老木 ↓                             真狩村 上から少しずつ紅葉が始まった「カツラ」 ↓
 

「カツラ」は全国各地に推定樹齢500〜1000年にも達する巨木がある。 北海道の中では一番大きくなる木と言われている。

幹は縦に裂けた樹皮が目立ち、大きい木になると、ねじれるように裂けている。 ↓  このまま目線を上方に向けると・・・・・次の写真






黄葉した「カツラ」の葉はとても良い香りがする。 カツラの和名は香出(かづ)・香りが出る・からかつらとなったようだ。
芳香の主成分はマルトール。 麦芽糖(マルトース)を170℃で焦がすとカラメル(マルトールなど)になる。←この香りと同じ(130℃で作るキャラメルに似る)
マルトールはカラメルとして食品添加物や化粧品に多用されている。 冷蔵庫の食品ラベルをチェックしてみよう。

↓ 木の上から「紅葉」し始めて、やがて全部「黄葉」に変わって行きます。



美しい「カツラ」の葉。 ↓ 新葉は紫赤色秋には黄葉する




             ↓ 黄葉の葉                                     ↓ 根元から数本萌芽更新した樹形は、自然の巨木に多い
 

↓ 推定樹齢 700年の「カツラ」  札幌市・小金湯



↓  植樹された「カツラ」の美しい紅葉・黄葉は、ここがお勧め:地図(写真撮影場所) ここの風景写真3枚続けます。









生育・分布  北海道〜九州,平地〜山地や沢で水分の多い肥えた土地を好む, 北に多く分布する, 日本固有種と記述する図鑑もある,
特 徴  ハート形の円い葉, ねじれた縦の樹皮, 株立ち(一株の根元から数本伸びる)萌芽更新する大型樹形が見られる, 雄雌異株,
用 途  材は軽くて柔らかく均質で加工しやすい。 天然化粧合板,家具,建築,造作材,楽器,下駄,彫刻,など用途が多い。
その他  葉を乾燥・粉末すると、まっ香になる, 果実は小さなバナナ状の鞘で可愛い,この鞘の中に15個程度の翼の付いた種子が入っている。 
 種子は多量に風散布される。 冬季間の野鳥の餌にもなっている → ハギマシコ のページ参照。


第一回直木賞受賞 川口松太郎の長編小説「愛染かつら」で、ヒロインの「高石かつ枝」「津村浩三」と、菩提寺の「カツラ」の木の下で永遠の愛を誓う。

「愛染かつら」 「旅の夜風」(曲)     昭和12年の小説、13年映画化された「愛染かつら」(かいぜんかつら)。

この映画の結末は、「カツラ」の木の下で愛を誓う・・・・しかし、いろんな苦難があってなかなか叶わない。 けれど苦難を乗り越え、とうとう幸せに結ばれる。



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