ハシブトガラス (嘴太鴉) 〔スズメ目カラス科〕 〔雌雄同色〕 L57cm 「留鳥」  英名:Jungle Crow  学名:Corvus macrorhynchos 戻る
   ユーラシア大陸東部に分布する。日本国内では留鳥でほぼ全国で、低地から山地まで幅広く分布する。



     「カラス」を嫌う人が多いけど、夫婦仲がとても良い・・愛情表現 「ハシブトガラス」の巣↓ 繁殖期は巣に近づく人を襲うことがある。

 

横向きで見ると「太いクチバシ」「明確な おでこ」で分かる ↓



 

ハシブトガラス カァーカァーと澄んだ声で鳴く ・クチバシが太い ・明確におでこがある・ピョンピョンと跳ね歩きが多い
・ハシボソより肉食性が強い
ハシボソガラス ガァーガァーと濁った声でおじぎするように鳴く ・クチバシはハシブトより細い ・普通に歩くことが多い
・奥深い森林には居ない



↓ ナナカマドの実とハシブトガラス

◆ 生息場所は低地の集落、農耕地、漁村、市街地、観光地など広範囲。奥深い山の森林は本種が多く、ハシボソガラスは見られない。
◆ 雑食性で地上で採食することが多い。ごみ捨て場など人の捨てた料を求め歩くことが多い。 鳥の卵やヒナを襲うこともある。 
◆ 同じ採食場所ではハシボソガラスより優位に立つ。
◆ 繁殖期は3〜7月、高い木の上層部に枝を集めて椀形に作る。針金やハンガー等人工物を使う場合もある。内装は羽毛、獣毛、布などを使う。 
◆ 卵は3〜6個、抱卵はメスのみ行い、オスは餌を運ぶ。20〜22日で孵化し、雌雄共同で育雛し34〜36日で巣立つ。
  オスは採取した餌を巣の周辺に貯え、メスはこの餌を食べ、またヒナに与える。巣立ってから50〜100日間 家族として過ごす。
◆ 貯食行動も行う。栄巣期は巣の半径100m程の場所に餌を貯える。繁殖期を過ぎると群れて行動し、集団でねぐらに集まる
◆ カラスは 〔雌雄同色〕のため人間には区別がつかない。雄の羽は紫外線の反射が強いので紫外線の見えるカラス(鳥)には分かっている。
 
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輪禍に遭ったハシブトガラス。 この写真を撮っていたら連れのカラス(雌雄不明)が、盛んに私の傍に来て威嚇した
私の車と衝突したわけではないが、カラスの夫婦愛は特筆すべき仲なのである。 ↓ 7月17日、積丹の国道






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