エゾマツ(クロエゾマツ)(蝦夷松)「マツ科・トウヒ属」 〔常緑・針葉樹〕 高さ:30~40m  太さ:1m~1.5m   花時期: 5~6月  戻る
    生育場所:山地の沢沿い など。  分布:北海道     学名:Picea jezoensis (Siebold et Zucc.) Carrière
樹高の高い枝先に咲くので、花はなかなか見られない。  <写真にポインター当てると詳細>


↓ 初冬のエゾマツ。 これから更に雪が枝に積り・また付着しモンスター化する。 ↓ 12月12日、藻琴山。



                                                     ↓ 葉の先端は尖っている(トウヒ属共通)触ると痛い。

 

↓ 灰褐色でウロコ状に薄くはがれる。 「アカエゾマツ」は赤黒褐色だが、単独で見ただけでは区別しにくい。



↓ 樹 形

 

↓ 球果。 雌花は当初上向きに咲くが、受粉し成熟すると下垂し球果となる。 12月12日、屈斜路湖畔のエゾマツ




用途: 材は軽くて軟らかく加工しやすい。 「トドマツ」と区別されず使われることが多い。
     北海道ではトドマツと同様に資源が豊富であったため住宅材など広く使われてきた。 建具材,家具材,土木用材,パルプ材など。
     年輪幅の緻密な良材は、アカエゾマツとともにピアノ響板やバイオリン甲板の材料に用いられる。
 
寿命は300年以上と比較的長い(トドマツは120年程度)。 アカエゾマツと共に「北海道の木」に指定されている。
◆ 道南をのぞく全道に平地~標高1500mの地まで広く分布する。
◆ 本種エゾマツ種子や稚苗は病原菌に弱く、またササ密生地が多いため、種子から自然更新するのは非常に難しい
  稚苗による人工林も、生育効率が悪いためく、あまり行われていないのが現状のようだ。
  天然更新は苔むした倒木上の更新(倒木更新)がほとんどである。


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トドマツ エゾマツ アカエゾマツ の比較





↓ エゾマツ 倒木更新の様子 

↓ このようなササ密生地では種子は発芽できないし、発芽しても雑菌に弱い稚苗は生育できない。



↓ そこに木が倒れ苔が生えると良好な温床となり、種子は発芽できる。



↓ エゾマツの種子が、苔むした倒木から発芽し生育が始まる。 (この場合、倒木の養分ではなく共生菌によって生育が促進される)



↓ 良好な環境で生育が促進され・・・



↓ 1本の倒木にエゾマツ7本(?)と、トドマツ1本が更新されている。 (撮影地:富良野 東大演習林 他)



1本の倒木に比較的等間隔に更新しているのは、お互の競合によって妥当な生育になった結果と思える。



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